第2回長崎県薬剤師学術大会の開催に際して

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第2回長崎県薬剤師学術大会の開催に際して

 第2回長崎県薬剤師学術大会の開催に際しご挨拶申し上げます。
 昨年は、新型コロナウィルス感染対策に明け暮れた一年でした。 総会をはじめとして集合研修会、会議、様々な行事等を中止致しました。 一般社団法人長崎県薬剤師会では、毎年夏期に開催する社会保険講習会に合わせオンライン配信ツールの「Google Meet」を導入し、 会場参加とオンライン参加併用で研修会を行って参りました。 この度の長崎県薬剤師学術大会についてもオンライン併用のハイブリッド方式での開催と致しました。
 昨今において県内県外を含め、多くの学会や研修会が開催されています。 この学術大会を県内で開催する事の意義は、立地や業務の都合で、遠方での学会等にはなかなか参加できない先生方に、薬局・病院での研究を発表・聴講する機会を設ける事が出来る、というところにございます。 多くの会員の参加をお願いしますと共に、是非日頃の研究の成果を発表される事をお願い致します。 また長崎県薬剤師会には、倫理審査委員会も設置しており、人を対象とする研究等への対応も出来ることを申し添えいたします。
 今回の大会メインテーマは、「変化と進化~新たな時代の薬剤師を目指して~」としております。 そこで、このメインテーマに相応しい基調講演を、名古屋市立大学薬学部神経薬理学分野教授の粂和彦先生にお願いしました。 先生のこれまでの研究成果や、普段はなかなか拝聴できないような貴重なお話しを聴講する事が出来ます。 なお、粂先生は医師であり研究者ですが、臨床にも携わっておられ、最新の話題や薬学教育に関する事も含まれると思い、私自身とても楽しみにしております。
 また本大会においては、新型コロナウィルス感染予防の面からポスター発表を中止し、口頭発表のみに致しました。 そして公募した11演題の口頭発表は、大学、病院薬剤師、会員薬局からの発表であり、会員薬局の発表には、五島地区からの発表が2題含まれています。
 この学術大会が長崎大学、長崎国際大学、病院薬剤師会のご協力、製薬会社、県内各卸様のご支援、この大会に賛同頂きました方のご寄付、広告協賛を頂きました。 多くの皆様の協力を得て開催出来ております事に改めて感謝申し上げます。

一般社団法人 長崎県薬剤師会
              会 長  田 代 浩 幸