後発医薬品(ジェネリック医薬品)、使ってみませんか

2009/12/1作成

ジェネリック医薬品にかえてみませんか  
ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品と先発医薬品
ジェネリック医薬品を使う上で気をつけることは
ジェネリック医薬品をどうして使うの
ジェネリック医薬品を使ってみたいと思ったら
 

ジェネリック医薬品について

 先発医薬品は、主成分の物質としての特許期間(通常20 年)が過ぎ、医薬品の臨床上の有効性、安全性に関する再審査期間(6~8 年)が終了した後は、医薬品としての独占的販売がとかれ、社会的財産として開放されることとなり、同じ有効成分を含むジェネリック医薬品(後発医薬品)をどの会社でも製造・販売することができるようになります。ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発品と主薬を同一含量有し、同一経路から投与され、同一の用法・用量(※)、同一の効能・効果(※)を有する医薬品で、先発医薬品に比べ低価格です。

※ 一部の医薬品で、特許の関係上、異なる場合があります。
 

ジェネリック医薬品と先発医薬品

 ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品と同一の有効成分を含み、品質・有効性・安全性が同等であるものとして国が認めたものです。

○ 先発医薬品と同じ有効成分です。
 添加物等が違うものもありますが、先発医薬品と有効成分が同じで、体内への吸収を調べる試験で、効果、作用が同等であることを国が認めています。

○ 先発医薬品より低価格です。
 研究開発、臨床試験(治験)等の各種手続きなどの開発コストが少ないため、国が価格を先発医薬品より安く設定しています。

○ 先発医薬品よりも使いやすい場合もあります。
 先発医薬品の発売後、6年以上経ってから発売されるため、その間、製剤技術の進歩に伴い服用しやすく改良されているジェネリック医薬品(後発医薬品)もあります。

 

ジェネリック医薬品を使う上で気をつけることは

・ ひとつの先発医薬品に対し、たくさんのジェネリック医薬品が販売されています。いろいろ選べますので、薬剤師に相談して選んでください。

・ 変更を希望する先発医薬品に対して、ジェネリック医薬品が製造されていないこともあります。

・ 薬局に在庫が無いとき、お薬を用意するのに時間がかかることもあります。
今回準備できない場合、次回までに用意することができます。

・ 剤形の色や形・大きさだけでなく、味・臭い等が異なる場合があります。
一方、味やにおい、大きさ等を改善したり、保存性をよくしたり、工夫された製品もあります。

・ 病気や体質によっては、先発医薬品からジェネリック医薬品に変更できないこともあります。

※ 服用して気になったことは、医師・歯科医師・薬剤師に相談してください
 

 ジェネリック医薬品をどうして使うの

・ 国では、患者負担の軽減や医療保険財政の改善を図るため、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用を進めています。

・ ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品の開発成果を利用できるので、研究開発費が少なくてすむため、価格(薬価)が低く設定されています。

※ 医薬品の価格は安くても、患者さんの負担は変わらないこともあります。
 負担金の計算には、技術料も含まれるため、薬代が減っても、負担金が変わらないこともあります。

 

ジェネリック医薬品を使ってみたいと思ったら

・ かかりつけの医師・歯科医師・薬剤師にご相談ください。

・ ジェネリック医薬品に変更できる処方箋をもらったら、あなたのかかりつけ薬局へ処方箋をお持ちになり、どのようなジェネリック医薬品に変更できるのか、薬剤師にご相談ください。
 

 

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