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東日本大震災における薬剤師ボランティア活動報告

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報告者 : 堤 陽子

活動日:平成23年5月8日~5月13日

活動地区:石巻(第15班)

 

H23年5月8日

    東京へ移動。
  19:00 第15班メンバーによる意見交換会。

 

H23年5月9日

  5:50 JALシティホテル四谷ロビー集合
  6:00 宮城県薬剤師会へ向け出発。 (国見SAでガソリン補給)
  11:00

宮城県薬剤師会到着。

全体での説明と各担当地域に分かれての引継ぎ。
  13:30 石巻へ向け出発。
  15:30

バイタルネット石巻支店到着。業務についての説明を受ける。
(バイタルネットのカーナビで設定されている場所が異なっており、探すのに少し時間がかかりました。)

  16:00 稲井小学校へOTC配達業務。
  16:50

バイタルネット到着。
(全体のミーティングまで時間があったため、高台にある日和山神社へ。
 ここから市街地が一望できました。)

  18:30 石巻薬剤師会事務所(宿泊場所)到着。
  19:00 ミーティング。
  19:40 終了
     
 

※ 石巻薬剤師会は現在マンションを仮事務所として使用されています。 20畳ほどのリビングに男性、8畳ほどの部屋に女性が泊まりました。 下に敷くマット等はありますが、布団はないので寝袋は必要です。

※ 前任の方が置いていかれた食料が結構残っていました。
 (水、レトルトカレー、おかし、カップラーメン、カップスープ等)

※ 水・電気は使えますが、ガスは使用できないため、シャワーは水です。
 (後で車で40分程行ったところに温泉施設があるとの情報がありました。)

※ 電気ポット、電子レンジはありました。  食事は事務所近くの飲食店があいていたり、市街地のコンビニやお店でも調達できます。

 

H23年5月10日

  6:00 起床
  6:40 女川町立病院へ向け出発。
(本来は6:45分からミーティング、その後掃除がありますが、満潮時間と重なって道路が冠水している恐れがあるとの事で、女川地区担当者だけ早めに出発しました。)
  7:10 女川町立病院到着。
(途中2箇所冠水しているところがありましたが、渋滞等はなく、石巻から30分程で到着しました。
 始業まで時間があったため、女川の町を少し車で回りました。
 女川は被害が大きかった地域で、押し流された車や船がそのまま残っていました。)
  8:30

始業。

        前日よりオーダリングシステムが復旧していました。
現地の薬剤師2名、ボランティア薬剤師5名(病薬2名、医療協会1名、県薬2名)の計7名で外来調剤業務。午前患者数 85名。
  12:00 昼食。(病院で炊き出しがありました。)
  13:30

午後診察開始。
午後患者数 30名。
時間があるときに、薬品の補充、棚卸し を行いました。

  16:30

業務終了。
石巻薬剤師会へ向け出発。

  18:00 ミーティング
  18:40 終了
 

H23年5月11日

  6:00 起床
  6:45 ミーティング
  7:00 女川町立病院へ向け出発。
  7:45

女川町立病院到着。
(前日の冠水場所は自衛隊の補修作業が行われ改善されていましたが、交通混雑があり、昨日よりも少し時間がかかりました。)

  8:30 始業。
前日同様7名で、外来調剤業務。
午前患者数 74名。
  12:00 昼食。(本日も炊き出しがありました。)
  13:30

午後診察開始。
午後患者数 31名。

  16:30

業務終了。
石巻薬剤師会へ向け出発。

  18:00 ミーティング

(新潟県薬2名に引継ぎ。)

  18:40 終了
 

H23年5月12日

  6:00 起床
  6:45 ミーティング
  7:00 掃除
  8:20

バイタルネット石巻支店へ向け出発。
本日は午前中までの活動のため、OTC聞き取りチームに参加。

  9:00 開北小学校へOTC配達し、必要薬品の聞き取り。
  11:00 東京へ向け出発。
途中PAで昼食。
  13:30

午後診察開始。
午後患者数 31名。

  16:30

業務終了。
石巻薬剤師会へ向け出発。

  17:40 日本薬剤師会到着、解散。
 

H23年5月13日

    長崎へ帰着。
 

―感想―

 初め、15班では女性は私一人だったので、不安もありましたが、 同じく石巻担当の宮崎の野邊先生、田中先生、成田先生を初め、 皆さん温かい方ばかりでとても心強かったです。 本当にありがとうございました。
 石巻は衛生環境は整っていたので、女性の方も安心して活動できると思います。
 私は被害のひどかった女川の町立病院担当になり、 町はテレビで見る以上に凄まじい光景が未だ手付かずのまま残っていましたが、 病院職員の方も、患者さんも明るく頑張っておられたのがとても印象的でした。 こちらが逆に患者さんに頑張ってくださいね、と言われ胸が熱くなる思いでした。
 病院に向かう道の途中に花畑があり、赤や白の花がきれいに咲いていました。 そこに『すべては未来のために』という看板が掲げてありました。 被災者の方とともに、私たちの活動が少しでも被災地の未来に繋がってくれれば嬉しいなと思います。


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