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[5]薬物の顔


薬物の顔:幸せの顔と死に神の顔

・幸→その時だけの開放感、幸福感、快感。
・死→薬が一番の生活
     ・・他人を巻き込む
     ・・罪悪感を消すため常用
     ・・幻覚、幻聴、妄想・・精神病院に行くか死に至るか・・


▼薬物乱用の危険性の要因

薬物乱用の危険な点には、薬物そのものが引き起こす危険と、薬物を手に入れようとしたり、薬物を飲んだり、注射したりするときに起きる危険とがあります。


a.薬物そのものによる危険性

・薬物を欲しがらせる作用(精神依存性)
薬物を欲しがらせる作用は、たとえば、のどが渇いたときに、水を飲みたくなるように、薬物の効果が切れたときに、またその薬物が欲しくなるような働きを持っているということです。本人がいくら止めようと思っても、体がどうしても薬物を欲しがってしまうようになり、心では止めようと思っても、どうにもならないようにしてしまう働きがあるのです。

・体や心を異常にさせる作用
薬物を使い続けることによって、体の中の肝臓や腎臓など、人間が生きていくのに必要な臓器に異常が出てしまいます。言葉が話せなくなったり、歯がボロボロになったり、脳が小さくなって、普通に考えることができなくなってしまうのです。  また、本当にはいるはずのないまぼろし、怪物や、恐ろしい場面を見てしまって、パニックになってしまうこともあります。普段の生活を送ることができなくなって、学校に行ったり、友人と楽しく遊んだりなど、当たり前の生活をすることができなくなってしまうのです。


b.薬物を欲しがったりすることで引き起こされる危険性

・欲しがることで起きる危険性
最初は安いと感じていたとしても、薬物を手に入れるためには、たくさんのお金が必要になってきます。薬物を手に入れるために、人からお金を取ったり、薬物を人に売ることで法律に違反することをしてしまうようになります。

・使うことで起きる危険性
薬物を注射器などで体に入れる時などに、たくさんのひとがきたない針を使って注射をすると、その針に恐ろしい病気の元になる細菌などがついていると、薬と一緒に、その病気の細菌も入れてしまうことになります。