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[4]薬物の特性
薬物の特性:常用になるのはなぜか?
→薬物依存は病気であり薬理学的効果によるもの。
▼薬物乱用はなぜ起こるのか?
好奇心などによって使い始め、使ったときにとても気持ちが良かったということに始まって、また気持ちよくなりたいと繰り返し使うようになります。
やがて止めようと思っても止められなくなります。
これは、薬物が持つ薬理的効果が人間の生体(特に脳)に作用して生ずる生物学的メカニズムです。
薬物が脳にもたらす作用として下記の3つがあり、そのため自分の意志力や精神力ではコントロール出来ない状態になります。この状況は明らかな病気です。
a.精神依存
ある薬が満足感を起こさせ、またその薬で楽しくなるか、不愉快さから逃れるために、周期的あるいは持続的に摂取を求める欲動を起こさせる状態。
b.耐性
薬物使用を継続していると、以前に使用していた量では弱い効果しか得られなくなり、同じ効果を得るために使用量が増大していくこと。
c.身体依存
ある量以上の薬物が体内に常時存在していると、生体の諸機能がこの状態に順応してしまい、その薬の摂取が一時的に止められた時に、強烈な身体障害(禁断症状)を起こすような状態。
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