第3回長崎県薬剤師学術大会の開催に際して
- HOME
- 第3回長崎県薬剤師学術大会の開催に際して
第3回長崎県薬剤師学術大会の開催に際して
長崎県薬剤節会の諸事業にご協力頂いております事に御礼申し上げます。
一昨年に始まった新型コロナウイルス感染症、昨年末には、新規患者数の減少傾向が見られましたが、現在は、感染力が異常に強いオミクロン株による急激な感染拡大が銃いています。
県内においても多くのクラスターが発生している状況です。
その様な状況下でワクチン接種の促進、検査の参画も含め、感染対策を実行し県民の皆様の命と健康、地城の医療提供体制を守って頂いております事に感謝申し上げます。
今回の学術大会も昨年同様、オンライン併用のハイブリッド形式での実施を予定しています。
昨年長崎県塞剤節会は、長年にわたり敢り組んだ雛鳥における医薬品適正使用に関する調査が評価され、第73回保健文化賞(主催:第一生命保険株式会社、後援:厚生労働省、朝日新聞厚生文化事集団、NHK厚生文化事業団)を受賞しました。
昨年12月20日に明治記念館にて贈呈式が行われました。
翌日は、第72回と第73回保健文化賞受賞者一同で皇居に参内し、天皇皇后阿陛下に拝謁の機会を賜りました。
それを記念しまして、離島対懐委員会前委員長の平山匡彦先生に受賞祈念講演をお願いしております。
また頂いた賞状や記念品のお披露目も行います。
昨年の夏、薬機法の一部が施行され新たな認定制度が始まりました。
その一つに専門医療機関連携薬局があります。
その要件には、薬局の設備的な条件と専門性の認定を受けた薬剤師の在籍が必要です。
当会は認定を受けられる病院と希望者のマッチングを行っており、現時点では、滞りなく運営が出来ています。
今後も認定作業を円滑に行うには、病院薬剤部の協力が不可欠であり、来年度の長崎県地域医療介護総合確保基金事業の補助金を確保し、病院薬剤師が各学会認定の地域薬学ケア専門薬剤師や外来がん治療専門薬剤師が取得出来るような体制作りを行う計画です。
また本年2月には「外来化学療法患者に踏み込んだ薬学的管理を実践するためのワークショップ」を開催しました。
今後増加が見込まれる外来化学療法患者に対して病院との連携、投与後のフォローが欠かせないことを鑑み、今回の大会でミニシンポジウムを企画しました。
この大会は、大学・病院・関局薬剤師が一体となって多くの参加を願って企圃・実行しており、午後からは8演題の口頭発表を予定しております。
活発な質疑応答を期待しております。
そして特別講演は、杏林大学医学部付属痢院の薬剤部の若林進先生を迎え、「医薬品情報を医療現場でどう扱うか ~ DI業務のICT化(DICT)からみるRiMCS,AIへの展望~」という演題でご講演頂きます。
医療情報学会では、高名な先生でございます。
最新の医療情報の活用についてお話し頂ける事を楽しみにしております。
最後にこの学術大会は長崎大学、長崎国際大学、病院薬剤師会のご協力、また製薬会社、県内各卸様のご支援とこの大会に賛同頂きました方のご寄付、広告協賛を頂きました。
多くの皆様の協力を得て関催出来てております事に改めて感謝申し上げます。
一般社団法人 長崎県薬剤師会
会 長 田 代 浩 幸